Vol. 57  自然は先生!

2013 年 5 月 10 日

矢澤:

小鳥のさえずりで目が覚めて、瞑想をしてから、自転車で朝の街へ・・
ジャスミンの香りや草の萌えるにおいを胸いっぱいに吸い込みながらペダルをこぐ



バイクロードが街中整備されているので、自転車の通行は安全
ああ、日本でバイクというとオートバイになっちゃうけど、アメリカでは自転車のことですよ・・
ちなみに、オートバイはこちらではモーターサイクル・・
毎朝とても良い心地です!
ほとんど雨が降らない温暖な気候だから、毎日こんなことができるんだなあと自然と感謝の気持ちがこみ上げてきます



ありがとう! ありがとう!と口ずさみながら、お決まりのコースを走ると最初に出くわすのが、ハミングバード(ハチドリ)、ジジジッというさえずりとともに、目の前を横切る
まるで挨拶するかのように、急に空中で立ち止まったと思ったらまたすぐにどこかへ飛び去る
ちっこくって、かわいいですよ~~


周りには、いろいろな草木の花が咲き始め、色鮮やかでとてもきれいです
一年の中で一番、街中が色鮮やかになる季節です

ブーゲンビリアやハイビスカスは一年中咲いていますが、今のシーズンが一番量も多く花盛り!って感じ

すでに少しずつ咲いていますが、そろそろ、ジャカランダ―の紫の花が街中をかざることでしょう




シーズン中何回か花が落ちますが、紫のじゅうたんのようになり、咲いている
花とともに、What a beautiful color ! ってなことに・・

オレンジやレモン、びわ、パパイヤまでたわわに実っています!

高架下のところにツバメが巣を作り、しきりに出たり入ったり・・
こっちも忙しそう・・
ほんとうに素早い! 小次郎のツバメ返しとはよく言ったものだ




たま~にしか降らない雨のあとなどは川の水も増え、そこにはカモたちが楽しそうに泳いだり、草を食べたり・・のんびりしてんなあ~~

トンネルを超えると、ピーターラビットのような、小さなうさぎに出会える
とっても臆病なので、いつも目をまんまるにして、耳をたて、しきりに動かしながら、あたりの気配をさぐってる・・
しっぽが丸くって、白い・・ かわいい!




いつものコースも終盤になると、少し広い歩道を走る
3メートルほどの歩道だが、そこを必死に、かたつむりくんたちがわたっている
なぜ、この歩道を横切らなければならないのだろうか・・
理由はわからない



彼らにとっては、3メートルでもその間、強い日差しの中を行くのは必死の思いだろう
よく見ると志し半ばで力尽き果てているものもいる
こういう人はアリさんが後始末してくれる
しかしなぜここまでして・・・



アフリカでヌーの大群が巨大ワニのいる川を決死の覚悟でわたるのに匹敵する
んな、おおげさなあ(笑)
きっと、そういう習性をそれぞれの動物がそれぞれの形でもっているのだろう


人間にもなにやら似たものはあるようだが、動物や植物ほどシンプルではない
どうも思考というものが邪魔するようだ
思考も良く働くときと、悪く働くときがある・・
とかく悪く働くことが多いように思う

原因はなにかなあと考えた
つまるところ、「欲」「エゴ」「執着」に尽きるように思う
これをどうコントロールするかはご自由に・・



動物や植物に接し、光や風にあたりながら、自然が、素直でシンプルが一番良いよ!って教えてくれる

生きてるって素晴らしいですね!

Irvineでは、こんな身近な自然に毎日出会えます
ぜひ、ご体験を!!


6月から8月までサマーキャンプシーズン!
Doorwaysお勧めのキャンプは他にはないプログラムです
今年もたくさんの学生や親子留学の方たちが応募されています
政府の後押しもあるのか、今年は倍以上のお申込みがあります
これからでもどうぞ!!

Vol.56 新時代の幕開け

2013 年 1 月 29 日

矢澤:

2013年が皆様にとりまして
素晴らしい年でありますように!
本年もよろしくお願いいたします


一昨年の大災害の後遺症はまだまだ続いています。
何とかみんなの絆で、少しでも早く回復できるように協力し合って行かなければなりません。
今年も引き続き、各人ができることをサポートしていきましょう!!



昨年もいろいろなことがありました。

自然現象では、金環日食、木星食、金星食などがあったり、台風4号では和歌山県、17号では東海から東北にかけて被害がありました。アメリカではハリケーンサンディーによって多大な被害がありました。
新しい建築物として、スカイツリーの開業や東京駅丸の内駅舎のグランドオープンもありましたね。



事件では兵庫のドラム缶遺体事件、9人の犠牲者を出した笹子トンネル天井崩落事故やパソコン遠隔操作型ウイルス犯罪のような新しい手口も出てきました。
スポーツ界では、ロンドンオリンピックで史上最多の38個のメダルを獲得したり、これに貢献したレスリングの吉田沙保里さんは世界大会で13連覇を記録し国民栄誉賞を授与されました。
また相撲界では日馬富士が新横綱になりました。



森光子さん、中村勘三郎さんなど有名人の方のご逝去も相次ぎ惜しまれます。
世界情勢としては、シリア、イスラエル、イラク、アルジェリアなどで内戦やテロが相次いでいます。ヨーロッパの金融危機、中国のバブルなど世界経済も目を離せない状況です。
また北朝鮮のミサイル発射から今度は核実験、韓国との竹島問題、中国との尖閣問題などはとりわけ日本に対して大きな影響をはらんでいます。



そんな中、昨年、世界の人口は70億人を突破しました。
また、キュリオシティーが火星に着陸しました。
多くの国の宰相が変わったのも、昨年の大きな特徴でしょう。
日本、アメリカ、ロシア、中国、韓国、フランス、台湾、北朝鮮、など
また、ミャンマーではスーチーさんが下院議員に当選しました。

これは新しい時代への幕開けのような気がします。



日本では安部総理大臣になり、アベノミクスにより今のところ経済が上向きになっています。ただ、急激な円安や国債の増加などは注視していかなければならないと思います。

いずれにせよ、これだけ宰相が変わったということは、2013年、今年は大きく変わっていく年、新時代への幕開けと同時に大きな変化が起こる年ではないかと予測しています。
自然災害やアルジェリアの問題が象徴するようにテロにも引き続き気をつけていきたいと思います。



こういう時代になってきたのですから、日本人ももっと世界に目を向けて、インターナショナルになっていかないといけないと思います。ビジネス上のマーケットもそうですが、世界の人達と交流しいろいろな立場で、より良い世界にしていくために貢献できる人材になっていかなければならないのではないでしょうか!



そんな視点から会社自体をグローバルにしていこうと社員一人一人をもっとグローバルな人材にするために、具体的にそういう社員教育に取り組み始めた会社が増えてきています。
会社だけでなく大学・大学院の教授や研究者の世界も同様です。



そんな志を持つ会社が、私たちを通してグローバル人材育成のプログラム作成に取り組み始めました。
私たちは、もともと個人的にも留学コースをカスタマイズしてその人の目的にマッチしたコースを手作りしてご提供していますので、今回のその会社独自のグローバル人材育成のプログラム作りには自信を持っています。

早ければ、今春から本格的にスタートすることになるでしょう。



俳諧の世界に不易流行という言葉がありますが、移りゆく時代の中で、変えてはならない大原則、真理をしっかりと据えて、独自性、高い質の内容をタイムリーに創り上げ、実行していく時代になっていると思います。
Doorwaysはまさにこの姿勢を貫いています。
今年も年初から多くのお客様に参加していただいております。
私たちを通して、個人的にも会社や組織としても大きな気づきを体験いただきグローバルな人材がたくさん世に出ていくことを楽しみにしております。



みなさまにとりまして、この変わりゆく2013年が素晴らしい年でありますよう心より祈念申し上げます!

Vol.55 夏が過ぎて・・

2012 年 9 月 11 日


洋子:
何度も来ている空港・見慣れた場所・・昨日も、いや今朝だって仕事で来てたのに、置いて行かれてしまうなんて・・まさかっ、まさかぁ~!!
遥々訪ねてくれた友人とそのご家族との待望の一泊旅行が煙となって消えた瞬間でした。
飛行機は定刻に離陸する・・当然且つ骨身に沁みた教訓です。

友人ご家族は夏の休暇をアーバインで過ごされました。


学生時代に同じ釜の飯を食べ、作り(料理教室も一緒)、更には着付けも習いました。彼女のご実家がうちと同業種の仕事をされていた事もあり、何度も泊まりに行かせていただきました。お忙しい中、いつも暖かく迎えてくださったご両親さま・・ずっとご無沙汰のし通しで申し訳ございません。常に勉強していらした弟さま、家庭教師との休憩時間にはお邪魔いたしました・・皆様とご一緒した時間を思い返す度に、お世話になった事のみが思い出されます。今後の人生で何かお役に立てるようになりたいです・・


小学校から大学まで一貫した教育を受けた彼女は、お子達にも同じ道を歩ませただけでなく、ご長男はこの春めでたく医師となられ、お嬢様には博士課程の教育を授けました。今も眼科医のご主人様を支えて働いている、書けば書くほどあっぱれな友です。
一日遅れのお出迎え、本当にごめんなさい。
仕事の合間を縫った制限時間つきの炎天下の散歩、やっぱりちょっと辛かった??
メキシカンファーストフードのオーダーの説明にも悔いが残りますが、次回までには手短にきっちりはっきりできるよう頑張ります。老眼先延ばしのための目の体操も忘れませぬ・・


Doorwaysを通してご留学をいただきました皆様、本当にありがとうございました。
ご到着から一足飛びに現地の生活に入る・・決して簡単ではありません。学校への送迎や買い出しなど車の運転が基本です。地図を片手に頑張られた保護者の方々の姿をお子様達はずーっと覚えていらっしゃる事でしょう。
リゾートにステイされた皆様には丁寧にご滞在いただきまして感謝申し上げます。


お子様方とのお食事も驚くほど多様な材料を使われてかなり腕を振るわれたのだと思います。またお会いできます事、楽しみにしております。
皆様、どうぞお元気でお過ごしくださいませ。

Vol.54 ペリカン

2012 年 7 月 3 日


矢澤:
みなさん、ペリカンという鳥はご存知ですよね
でも、近くで見たり、群れをなして飛んでいる姿を見たことある人は、結構少ないのではないでしょうか・・


しかし、Irvineの近くの海では、そのペリカンを毎日見ることができます
近くで見るとかなり大きいですよ

ペリカンは主に魚を食べますが、その取り方がなかなか豪快です
どうするかというと・・・ まずは海面すれすれに飛んで、魚がどの辺にいるか確認します
その後、高いところまで上がり空の上からもう一度チェックし、狙いを定め一気に急降下して、海にダイビング!! そして、あの大きな口を広げて魚を捕獲します

でも、ほかの方法で楽に魚をわがものにしてしまうものもいます
ピアの先端では、多くの人がFishingを楽しんでいます
特に、土日、休日は大勢います

なにが釣れるかというと、アジやサバです
結構釣れるんですよ!



そうです この、人が釣った魚を、ちゃっかり横取りするのです
一番、楽ですよね
こういうのを「漁夫の利」というのでしょうか・・・

こんな愉快な光景もしばしば目の当たりにします


ペリカンの優雅な連帯飛行をみたり、波の音を聞きながら沖のヨットを見たり
今日も海辺の一日はゆったりとしています
こんな環境で、のんびり過ごすととっても豊かな気持ちになりますね

みなさんもどうぞ、この環境をご体験ください

Vol.53 サマープログラム

2012 年 6 月 20 日


矢澤:
今年もサマープログラムがスタートします
ほとんどのプログラムは、6月下旬からスタートし、8月中旬にクローズします



今回、Doorwaysが推奨するサマープログラムは今年Renewされた、素晴らしい内容のものになっています
1週間単位でお申込みできます

一部ご紹介しますと、3才~小学6年生までを対象のプログラムは、親子でご一緒に渡航され、お子さんは午前中ESLで英語の勉強、午後は現地の子供たちと水遊びをしたりいろいろなアクティビティーを体験します
午前中の勉強を実践で活かします
金曜日は現地の子たちと一緒に遠足に行きます


親御さんたちは、事前にご滞在中何をされたいか私たちと相談し、
個別のプランをご一緒に作成し、
そのプランを存分に楽しんでいただきます

中学生~高校生は、ホームステイができます
12才から一人でホームステイができるのはこのプログラムだけです。
これも午前中はESL、午後は有名大学のツアーをしたり、ハリウッドへ行ったりAmerican Cultureを体験します
ホームステイは数に限りがありますので、空きがなくなった時点で終了します


英語につきましては、生徒さんのレベルに合わせて、
個人指導して行きますのでご心配いりません

すでにたくさんのお申し込みをいただいております
この機会に親子で、お子様一人で、アメリカ文化を存分にご体験されてはいかがですか

以下をクリックして、お気軽にお問い合わせください 
http://doorways.jp/inquiry.php

Vol.52 Internationalな人を増やそう!

2012 年 3 月 19 日

矢澤:

東日本大震災から一年が経ち、先日の3.11は日本国中で追悼・復興の行事がありました
アメリカでも各地で日本復興に対する応援イベントがありました
日本人がこの大惨事で受けた損害や精神的ダメージを少しでも軽減するために世界中の人達がヘルプしてくれることは素晴らしいことだと思います
いまは前を向いて、一人一人ができることをやって、復興に向けて邁進してまいりましょう!
Never give up !!



昨年後半から留学生や企業の研修生がだいぶ増えてきました
やはり、ボーダレス、グローバル化が進む中で、将来、世界を舞台に活躍したい人やすでに世界に進出し、実践で活躍しなければならない企業戦士が増えているからでしょう
彼らの多くは最終的には世界で活躍できるInternationalな人になりたいと思っています



そのために、言葉は重要なファクターの一つです
アメリカなど英語圏で活躍するには英語が必須です
とはいえ、通訳を目指すならまだしも、そうでなければ、なにもネイティブレベルまでの語学力は必要ないでしょう



もっと大切なことはその国の習慣・文化を肌で知ることです
英語だけでしたら日本にいても十分上達します
しかし、習慣・文化についてはそこで暮らさないと身につきません
体験によって現地の常識・世界の常識を知ることが最も重要です
これが、世界で活躍するInternational な人になるための必須条件です
頭の中ではそうしようと思ってはいるものの、実際に留学しにくると現地の習慣・文化をなかなか素直に受け入れられない人が多いことがわかります

日本人は世界でも経済的に恵まれているので、海外旅行の経験を持っている人がほとんどです

どうもその旅行経験で得た俄か知識が現地に根付いている習慣・文化を吸収する上で邪魔をするようです
留学にきて、現地で見るもの身の回りで起こる事象について、旅行の時と混同して、ただ日本を基準に比較・批判してしまいがちで、学習しようとしません
旅行会社が作ったパッケージ旅行と自分の目的を持って現地に滞在する留学とはそもそも目的が違うわけですから、モード変換しなければならないことはおのずと明白です
まずは素直に受け入れるというモード、自分の責任で自発的に行動するというモードに変換しなければなりません


例えば、アメリカ人を観察しますと、彼らはとても単純に見えます
単純というとあまり良くない響きですが、それは全くの誤解です
変換したモードで見ると、アメリカという国は人種のるつぼですから、様々な国の言葉、文化、宗教が混在しているので、わかりやすく、スピーディーに正確に物事を全国民に伝え統制して行くためにはすべてにおいてシンプルでなければなりません
これも、極力問題を起こさないようにするための知恵なのだという解釈になります

またもっとも、日本人と違うところは自発的に行動している人がとても多いことに気づきます 
言い方を変えれば自分の人生をEnjoyしている人が多いということです
アメリカ人は自分の意見を持ちどんな場合でも主張します
それは自衛本能から来るものでもあるのです
日本のように阿吽の呼吸は絶対通用しません
誰の責任なのか、何を認識し合ったのかなんの証拠も残らないからです
自分の意見がない、主張しないということはむしろ怪訝に思われます
自分の意見には自分で責任を持ちます そしてもし何かを勝ち取れば100%自分のものです 日本人だったら、胸を張ってそれは私がやった功績だから私に利益の配分をくださいといいきれる人は少ないと思います 
どうしても周りの目を気にしますよね



自分のことは自分で守る 日本では誰かが守ってくれるという感覚がどこかにあるのではないでしょうか でもその保証は誰かが確約してくれるものでもありません 何となくそう思っています 責任の所在が明確ではないのです

少し挙げただけでも常識の違いがずいぶんあります

一時、日本の常識は世界の非常識と言われた時代がありましたが、今もその状況は変わっていないようです


私の考えですが、こういう世界の常識を肌で感じる体験をされて、それを実践で活かせる人がInternationalな人ではないかと思います
江戸・明治時代には精神的にInternationalな素養を持つ人はたくさんいました
今も留学しなくても、もともとそういう素養を持った人がたまにいます
世界の常識というのは人間として根本的に持つべき良識のことかもしれません
近代国家への変遷の中で何かが作用して、現代の日本人の常識に変容してしま
ったのではないかと思います

だとすれば、また変容していけば良いわけです
新しい風を取り入れて現代の流れに則した風土改革をして行きましょう

こういう世界の常識を肌で感じ取った人たちが増え、日本人の持つ繊細な心遣いや思いやりの気持ちなど日本人特有の素晴らしい文化が合体すれば、鬼に金棒、世界のリーダーとして活躍できるはずです



組織の人材育成においては、自分の主張をしないで何でも言うことをきく人を作ったほうが、管理上は都合が良いと思います
でもこれからもそれでいいのでしょうか?
意見を主張する人間が増えると管理が大変だと思われるのなら、このようなInternationalな人を管理できるもっと高度なInternationalな感覚を持った管理職を育成すればいいだけです


こういった人材作りに取り組まれる企業がたくさん出てきました

日本の未来も明るくなってきたのではないでしょうか

Vol.51 2012年新春のごあいさつ

2012 年 1 月 10 日

矢澤:

あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました
本年もどうぞよろしくお願いいたします



日本での年末年始はいかがでしたでしょうか
Irvineは28℃ととても暖かい元旦を迎えました
年明けからの一週間はこの気温が続いています
写真は元旦の海や湖、街の散歩道などです
お楽しみください



さて昨年はいろいろなことがありました

円高、低迷するヨーロッパ経済、各地でのプロテストや暴動、地震や洪水など、世界中で政治・経済の不安や自然災害の恐ろしさが一段と色濃く印象付けられ、多くの気づきや課題を与えられた一年であったと思います
今までとは違う時代に突入するための変化であるように思えてなりません



そんな大きな出来事がたくさんあった中で、もっともインパクトが強く、忘れられない出来事はやはり東日本大震災です
私たち日本人はもちろんですが、世界中の人たちの胸に刻まれ、決して忘れることの出来ないものになりました
地震そのものも超巨大でしたが、津波の猛威にはただ唖然とされたのではないでしょうか・・



そしてその後の原発損壊による放射能汚染については2次的災害として今後も長期間にわたり人々に肉体的、精神的ダメージを与え続けていくことでしょう
放射能汚染は明らかに人災です
ここに証徴されるように、人のすることには自ずと限界があります
決しておごってはいけないと思います



自然をないがしろにしたおごった行動は結局つじつまが合わなくなり、放置され誰もしりぬぐいができなくなります



今現在、私たち人間社会のベースになっている、金融資本主義経済も同じ、人間が作ったルールです
お金と数字にのみ支配されているこの社会も限界に来ており、終焉が近くなっているのではないでしょうか
その中で、GDIやGDPではなくGNHを提唱する国が出てきたのはとても明るい話題であり、これからの新たな人間社会の形成の根幹になる考え方として、一筋の光を投じてくれたのではないかと思います

今回の惨事を通して、自然は人間に「絆」の大切さを教えてくれました




方丈記「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし・・」の一文にもあるように、
無常である世の中を認識し、自然の変化を受け入れて過去を後悔することなく、未来を憂うことなく今を楽しく一生懸命生きることを再認識し実行して行く時代に入ったのではないかと思います



Doorwaysは、縁あってIrvineに来られた留学生には、英語のスキルアップはもちろんですが人種のるつぼといわれるアメリカで各国の人たちと交流したり、世界の文化を体験してもらい、Internationalに通用する人材になってもらうよう、滞在中にMan to Manでアドバイスやサジェスチョンをしています


日本人はとても真面目なので、今までの社会の仕組みの中で組織が人を扱うのに都合の良いルールを作ると、とても律儀にそれを守ります
そのため自分を抑え、どちらかと言えば他人を立て、打たれる杭にはならず、できるだけ目立たないように可もなく不可もなく、さらに人目をとても気にするような人が多いのが現状だと思います

これは一見、組織には好都合で欠かせない人材と錯覚してしまいますが、与えられたことしかできない頼りにならない人材を作ってしまっているようなものではないでしょうか

本来、人間も動物ですから首輪をつけられているより自由にしていたいに決まっています

日本人の場合はこの殻を捨てて、まずは自立して自分で自分を解放してあげることが、
Internationalになる近道だと思います
自立するということは自分の責任で自分の意志を主張し自分の力で自分らしく生きるということです
このことを理解してInternationalの感覚ですべてにあたれば、もともと素晴らしい才能を持った方が多い日本人ですから、必ずイキイキした発想や元気が出てくるはずです
こんな人が増えて行けば組織は自然と活気に満ち、自分自身も楽しいはずです



2012年は昨年より大きな変化があるかもしれません
でも、経験したこと、気づいたことを糧に今を見つめて、一人一人が自立して着実に、そして楽しく生きて行けば必ず良い年になるはずです

昨年、素晴らしい体験をされた方がいますのでご紹介します



一昨年、Doorwaysの門をくぐられ、Irvineを出発点に1年9か月をかけて世界一周をやり遂げた若者がいます

彼は、40カ国以上を回り、途中、ヒマラヤ、キリマンジャロに登頂
集大成として、昨年12月上旬に南米最高峰のアルゼンチンのアコンカグア
(6962メートル)の単独登頂に成功し、昨年年末に久しぶりに長野の実家に
帰宅しました
彼は、押しも押されもしない冒険家になったわけです
詳しいことは彼のブログサイトをご覧ください
感動的なドラマがいっぱいです
以下は彼のブログのサイトです、ぜひご覧ください
http://blog.livedoor.jp/dream_stay_hungry/

本当に素晴らしいことです
この感動と元気を与えてくれた彼には大感謝です
皆さんからも拍手を送ってください
そしてこれからも彼の冒険を応援してください!



日本という国を日本人ひとりひとりが形成している、いわば一つの身体とすれば、
その身体が受けた大けがをひとりひとりが自立した強い細胞になって再生し、これから世界をリードしていくためにさらに強靭で元気な身体にしていきましょう!!

Vol.50 2011年の終わりに・・

2011 年 12 月 15 日


洋子:

街も人も車もすっかりクリスマス・・

CAでもクリスマスは楽しく、そして慌ただしい。

11月末の感謝祭の翌日から、街は、誰に何を送るかの

リストを片手に買い物をする人達でいっぱいです。

友人達も、親戚一同への贈り物の選定に頭をひねっています。

普段はゆったりしているCA人も自然と運転に力が入り、

パーキングの取り合いをしたりして歳が暮れてゆきます。





今年もたくさんの方に会いました。

歳を重ねる毎に故郷への願望が強くなり、

先月日本からアーバインに帰る飛行機を

キャンセルすべきか否か成田で真剣に悩みました。

To be or not to be…


考えてみると、故郷からの呼び声があるかっていうと、

そうでもないのよね、これが・・


でもでも、美しい日本よ、待っててね。

そのうち必ず戻るからね・・

友人達よ、いつまでも元気でいてね。

そして待ち合わせはできるだけ単純な場所にしてね・・

2012年も良い年になるようがんばります。

Doorwaysを益々よろしくお願いいたします。

Vol.49 ジャコランダーの季節

2011 年 5 月 24 日

矢澤:

東日本大震災の被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます
一日も早い復興をお祈りいたします
Irvineでも各教会をはじめ、国籍を問わず多くの人たちが
義援金などのDonationをしています


先日、Balboa Beachのひっろ~い砂浜を歩いていたら、なんとクジラが砂浜から、50 mぐらいの所にひょこっと頭を出しました。 えっ、これは写真撮らなきゃってあわててシャッターを切ったのが横の写真・・・あまりにも突然だったのでうまくとれませんでしたが、よ~く見るとクジラちゃんの横顔が海上にぽっこり現れているのがわかる、、、かも・・・
きっと、クジラたちも一日も早い復興を祈っているよって、知らせに来てくれたのでしょうね。 僕らが14年間Irvineに住んでこんなに近くでクジラを見たのは初めてです。


5月半ばあたりから、IrvineからNewport Beach、南カリフォルニア一帯は花がとてもきれいです。 もっとも、ここは一年中ブーゲンビリアやハイビスカスなどが咲いている常夏状態ですが、特にこのシーズンは最高です。


何といっても、この時期の1か月半ぐらいしか咲かない、ジャコランダーは最高です。 紫の花を木に咲かせます。 原産はオーストラリアのようですが、輸入されIrvineの街づくりとともに街路樹として植林されたそうです。
木に直接花をつけるということと、シーズンが決まっているところは、花の色も形も違いますがなんとなく、日本の桜と似ているような気がします。
繊細さや情緒的には俄然、桜でしょうが、でもこの紫の花が一斉に咲くとこれまた圧巻です。 この時期のジャコランダーのお花見は一見の価値はありますぞ。

そのほかにも、赤白ピンクのブーゲンビリア、デイゴの真っ赤な花、など街中、色とりどりできれいですよ~~ それらを見、ジャスミンやユーカリの木の香りを嗅ぎながら散歩してると、なんとも心休まります。
木々には、野生のインコが巣を作ったり、ブルージェイやハミングバードが飛び交っています。 常寂光土の景色ってこんなかなって思わせてくれます。

愛に満ち、平和で、やさしい感覚に包まれます

今という、その瞬間を楽しく生きることがとても大切ですね

Irvineでご一緒に散歩でもしましょう!

Vol.48 Déjà vu ・・いつか見た光景

2011 年 3 月 3 日

洋子:

大学時代に、マルセル・プルーストの ”失われた時を求めて” の講義を、素晴らしい教授からしていただきました。 授業の合間にしばし窓を開けられ、外の景色を楽しんでいらしたお姿が印象的です。 もちろん、講義そのものも忘れてはおりまっせん!

その30年後、中学・高校の同窓会の帰り、 友人と並んで吊革に揺られていた電車内の光景に、思わず ”Deja vu!!” と、叫びたい気持ちでした。 
大学時代を更に遡ること10年、今は昔、中学1年生の頃・・
当時は新宿通りを恐竜が闊歩し、JRは国鉄、山の手線は山手線と、容赦なく呼ばれていました。 高田馬場から池袋駅までの下校時間は、心優しい友人のおかげで、とてもラブリーなひと時でした。

 
なんと、その彼女がお嬢様を連れてアーバインに遊びに来てくれました。 ”すごいっ! 本当に来たのねえ~” ・・ ようやくホテルに辿り着いた彼女達に、すごく間抜けな挨拶をしてしまいました。  ごめんなさい・・


” あなたの予定を優先してね。” 優しい言葉に、約束時刻への頻繁な遅刻、突然且つ延々と続く散歩や暗がりでのジャクジー、方向音痴 & 計算能力ゼロの私のために道を調べたり、電卓となってくれた彼女達よ、本当にありがとう!”夢のような日々を過ごしました。” というありたがいコメントに、日本に向かって深々と頭を垂れる日々でござります。ぜひぜひまたいらしてください。その時には迷う事なくどんどこ運転し、計算なんかもくるくるっと暗算できちゃったりする・・かも・・よ。


雨季に入ったアーバインは、緑深く野生の花々の色が鮮やかです。 空の青さが遠くの雪山や海に映えて、透明な空気の中、友人達と同様にハチドリや野兎達に出会ってください。

お問い合わせをお待ちしています。       

FIN




*以下に友人の手記を掲載します。




アーバインでの4日間は心が洗われる、豊かな日々でした。
ぬける様な青空の中の散歩、イルカの見える海での散歩、月明かりのなかの湖での散歩、どれをとっても自然を満喫した思い出に残るものとなりました。
これらの散歩が日常だと言う事に本当に驚きました。環境良過ぎです!!

そして、温かいおもてなし…。ホテルの匂いが気になるだろうと、優しい香りのヒヤシンスと共に笑顔で登場!この素敵な心遣いが彼女のおもてなしのベースですね。4日間本当にヒヤシンスの優しい香りに包まれた様なフンワリした温かさに包まれた日々でした。
方向を間違えて、キャー見なかった事にして…と、言っている姿もお茶目で可愛いかったです。
一緒に過ごした4日間、自分の根っこが培われた中学高校の6年間を一緒に過ごした事に起因するのか、同じ様な感性なので、安心して楽しく過ごす事ができました。
帰ってから娘と全く同じ行程のアーバインを再度過ごしたいと話した程大満足な日々でした。
本当に有難うございました。感謝感謝です。